交響詩篇エウレカセブン
第45話 ドント・ユー・ウォント・ミー?
変化する人々、そして変化する世界、最終回に向けてのターニング・ポイントになるようなお話しでした。
“ray=out”によって公にされた真実。その影響は、今やゲッコーステイトや軍のみならず、一般の人々の心にまで及ぼうとしていた。ストナーの仕事は、想像以上に大きな結果を生み出しそうです。
“アネモネ”の真実を知ったドミニクは、自分が取るべき道を解っていながら、それでも今一歩足を進めることが出来ず、頭を抱える。その背中を押したのが、ユルゲンス艦長だった。彼も、真実を目にした以上、黙って上に従うことなど出来ない正義の人だったー!ケンゴウパパも信頼する人物のようです。ゲッコーステイトのメンバーとドクター・ベアに直接向かい合い、ドクター・ベアから渡されたディスクで実際の彼とノルブの会談の模様を見せられたドミニクとユルゲンスは、自分の中の真実を貫く決心を固め、デューイに反逆する道を取る。ユルゲンスは賛同する部下等と共に、ドミニクはゲッコーステイトの面々と共に、世界を、人々を救うための、困難な旅路へと旅立った。
一方の地球組。エウレカの身体は、既に左半身がコンパク化しているかのように発光していた。その姿に子供達は戸惑い、近づくことが出来ないが、レントンは全く躊躇することなくエウレカを支え、自分が異質のものであることを嘆くエウレカの横で、自らの腕を傷つけ、「一緒だよ、お揃いだよ」と励まし、エウレカの悲しみ、絶望に気付くことが出来なかった自分を責めた。うーん、これぞ、愛の力!が!モーリス、キレる!!??
今まで溜めに溜め込んだエウレカへの想いを爆発させるモーリス。その本心は、実の母を殺したエウレカを責めるものではなく、只々エウレカの愛を独り占めしたかった、というものだった。エウレカを半分脅迫するような台詞を吐きながらレントンに銃を向けたモーリスの切羽詰った感情の激しさには、子供の独占欲というよりも、むしろ、恋愛感情に近いものを感じ取ったんですが。愛情というのは、ホント、難しくて、自分でも理解しきれずに、その向かう方向さえ調節できなくて、それでも、向けた愛にはちゃんと応えて欲しくて・・・・。だけど、どんなに難しくても、「好き」という言葉は簡単に絆を深く繋ぐことも出来る。今回のこの衝突で、レントン、エウレカ、モーリス、メーテル、リンクは“家族”になれたのでは?
さて、再びのゲッコーステイト。レントン2号の誕生です。ドミニクの告白に突然興味津々のゲッコーステイトのみんなが笑えた。まあね、確かにそっくりさ!あ、でもタルホに「男前」だと言われてました。レントンはそんなこと言われたことなかったよね?
造反の意を知ったデューイ。彼はドミニクのアネモネに対する気持ちを知ってるはずですから、絶対アネモネを最後の砦(脅迫材料?)で使ってくると思います。どこまでも汚い男のようですからね。
そして、地球ではお父さんが倒れてしまいます。左手の怪我が原因か?そのおかげで今週は「つづく!」がありませんでした。果たしてお父さんは救えるのかーっ!!??
終わりのアイキャッチがよかったですね。タイトルは「家族の肖像」でしょうか?
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