うえきの法則
第15話 鈴子の法則
鈴子、寝返るの回。
誰も信じられなくなった時に優しい言葉で手を差し伸べられたら、誰でも縋りたくなってしまうでしょう。それを恋と思うかは別ですが。
鈴子自身はロベルトに対する自分の想いを「恋」と位置づけていましたが、それはロベルトの「力を失った者は仲間ではない」という言葉に簡単に揺らぎます。この時点できっと「思い込み」に気付いたんでしょうが、今更認めたくないという思いのほうが強かったんでしょう。そして、うえきに闘いを挑むマルコを手助けしようとすることで、ロベルトを好きな自分を確認しようとします。
が、タイミングよく、逃げ遅れたかつての仲間、ドンとアレッシオがマルコの放ったマグマの脅威に晒されようとしています。いくら力を失ったからといっても、鈴子にとっては「仲間」。でも、マルコはロベルトと全く同じことを言います。そして、一人ぼっちだった頃の自分が甦り、何が正しいのか、揺れ始めます。ところが、うえきは助けを求めるものに敵も味方も関係ないと言って、自らを省みることもせず、かつての敵だったドンとアレッシオを迷うことなく助けに行きます。その姿を見て、漸く鈴子の心は決まります。何が正しい「仲間」なのか?ロベルトの言う「仲間」はかつて金目当てで仲の良い振りをしていただけの奴等と同じものだったのです!
うえきはさっきまで敵だった自分を信じてると言い、その訳を問うと、仲間だからと言います。鈴子はこの時、生まれて初めて本当の「仲間」を手に入れたのでした。チャンチャン♪
女の子は難しいからねぇ、って何が!?なるほど、こうやって鈴子はうえきの仲間になったのね!原作漫画、途中からしか読んでなかったので、実は最初の方の話、知らないんです。最近、漸く朴さんのうえきに慣れてきた。どうもエドの印象が抜けなくって。この作品、監督がわたなべひろし氏で、制作会社がスタジオディーンさんでしょ。私の中では「魔探偵ロキ・ラグナロク」になってしまう。あの作品も好きだったな~。DVD、全巻持ってます。あ、関係ないですね。気付くとうえきに5人も倒されているロベルト十団でしたー。料理の鉄人(?)Dr.HAYAMIよ、さようなら~!非常にもったいないキャスティングでした。
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コメント
TBありがとうございました。
私は原作を読んでいない人で、今もまだ読んでいません。
先が気になるなぁ~、読みたいなぁと思いつつ、我慢しております。
最初は只の変人だった (おい 「植木」くんが、どんどん格好良い奴に見えるのですから、不思議です。彼が成長しているという証かもしれません。
では。
投稿: ジャン | 2005/07/13 22:25